小説｜競争の番人を無料で読む方法を解説！お得な電子書籍サイトはどこ？

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新川帆立、3作目の超話題作！
刊行後2カ月で即ドラマ化！

小説「競争の番人」は、公正取引委員会を舞台にしたミステリーです。

デビュー作「元彼の遺言状」で第19回『このミステリーがすごい！』大賞を受賞した、新川帆立さんの3作目になります。

この記事では小説「競争の番人」のあらすじ・登場人物・作者・みんなの感想、おすすめの電子書籍情報などをご紹介しています。

1 あらすじ
2 登場人物
3 作者
4 感想や評価
5 競争の番人｜無料で見る電子書籍サイトはどこが良い？
6 ebookjapanおすすめ小説
7 まとめ

あらすじ

公正取引委員会の白熊楓は、ノンキャリアながら叩き上げの女性審査官です。

ある事情で警察学校を中退して、一般職採用で公正取引委員会に入りました。

道路工事発注に関するゼネコンの談合を聴取している最中に、参考人の市役所職員・豊島浩平が飛び降り自殺をしてしまいます。

白熊楓は豊島浩平の娘・美月に死の真相を聴かれますが、返答することができませんでした。

このことの責任を取ることになった白熊楓は、公正取引委員会第六審査・通称ダイロクに異動することになります。

白熊楓の上司は、40過ぎで美人の桃園千代子です。

公正取引委員会で働き始めて5年になった白熊楓、その時ダイロクにキャリア審査官の小勝負勉が異動してきます。

小勝負勉は、東大法学部を首席で卒業し経済取引局で政策立案を経験した後ハーバード大学ロースクールに留学した超エリートです。

同じチームで正面の席になった白熊楓と小勝負勉は、バディを組むことになります。

調査は、栃木県S市にあるホテル3社によるカルテルの疑いでした。

3社の値上げ幅はぴったり同じで、他の市より1割以上も効果価格であるため値上げの幅を談合で決めているのではという疑いです。

談合の疑いのある3社「Sクラシカルホテル」「温泉郷S」「ホテル天沢S」へ、白熊楓と小勝負勉・ダイロク2人の地道な捜査が始まります。

白熊楓と小勝負勉は、談合の決定的な証拠をつかむことはできるのか！？

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登場人物

小説「競争の番人」の登場人物をご紹介します。

【白熊楓（しろくまかえで）】
公正取引委員会の女性審査会で29歳。
ある事情で警察学校を中退して、一般職として公正取引委員会に入る。

【小勝負勉（こしょうぶつとむ）】
公正取引委員会のキャリア審査官。
東大法学部を首席で卒業し政策立案を経済取引局で約5年経験し、ハーバード大学に留学したエリート。

【桃園千代子（ももぞのちよこ）】
第六審査の審査官。白熊楓の上司。

【風見慎一（かざみしんいち）】
第六審査の審査官。課長補佐。

【本庄（ほんじょう）】
第六審査の女性審査長。

【天沢雲海（あまざわうんかい）】
北関東S市にある「ホテル天沢S」のオーナー。
ウエディング費用でカルテル疑惑がある。

【長澤俊哉（ながさわとしや）】
「ホテル天沢S」のホテル長。

【碓井健司（うすいけんじ）】
「ホテル天沢S」のウエディング部門長。

【安藤正夫（あんどうまさお）】
「Sクラシカルホテル」社長。
何者かに襲われ、刃物で刺される。

【政岡（まさおか）】
「温泉郷S」オーナー。

作者

小説「競争の番人」の作者は、新川帆立さんです。

2020年のデビュー作「元彼の遺言状」（発表時のタイトルは「三つ前の彼」で、いきなり「このミステリーがすごい！」大賞を受賞しています。

発表時には自身も現役弁護士でした。

ミステリー作家・弁護士になる前は、プロ雀士もしていたという異色の経歴の持ち主です。

東京大学法学部卒の才女で、高校時代に読んだ夏目漱石の「吾輩は猫である」に感銘を受けて作家を志しました。

著書には、「元彼の遺言状」の続編「倒産続きの彼女」「剣持麗子のワンナイト推理」があります。

新川帆立のプロフィール：1991年2月生まれ、出生はアメリカ・テキサス州ダラス、出身は宮崎県宮崎市。
身長166㎝、血液型AB型。
宮崎大学教育学部附属中学校卒業、茨城県立土浦第一高等学校卒業、東京大学法学部卒業、東京大学法科大学院修了。
24歳で司法試験に合格、2017年弁護士登録をし大手法律事務所に入所。
ハードワークで体調を崩し退職し27歳で山村正夫記念小説講座の受講を開始。
転職し企業の法務部で勤務。
2021年1月より弁護士を休職し、作家業に専念。
ボストンを経てシカゴに在住。

感想や評価

小説「競争の番人」を読んだ人の感想や評価を読書メーターからご紹介します。

新川さん3作目。「公正取引委員会」、ニュースなんかでその名前はよく聞くけどお仕事内容はよくわからない。その公取で審査官をしている白熊楓。相棒はスーパーエリートの小勝負勉。地方のホテルのカルテルをめぐる調査に端を発し、殺人未遂事件や納入業者いじめなど、次々と起こる問題をテンポよく解明していく。連ドラも始まって、読みながら俳優陣が浮かんでくるし楽しさ10倍！九州編もあり？

公正取引委員会って聞いたことがあるが、何をしているかはピンときていなかった。白熊楓は、警察官をしていた父に憧れ警察学校に入ったが、母親の反対で警察官を諦め公取の審査官になった。空手が得意でなぜか運が悪い。一緒に組むのはエリート審査官小勝負勉。ドラマも見ているので脳内では杏&坂口。結婚式料金のカルテルや納入業者いじめをする天沢雲海に立ち向かうが、敵もなかなかのやり手。しかも公取は警察のような力がない弱小組織。行動と知恵で解決に導く。恋人徹也とはそうなると予想できたが、小勝負との未来は少し期待。

公正取引委員会を舞台にした社会派のエンターテインメント小説。カルテルや談合、下請けいじめなどを取り締まるのが仕事。また、ニッチな業界をテーマにしてきたな〜。『元彼の遺言状』の後、2クール連続で新川さん原作の月9ドラマが決まった旬の作品。読者に正義とは何かを問いかけてくる。同期で現場を知らないエリート年下上司の名は小勝負勉。聞いたことない珍名さんで風変わりな青年。コンビを組むのは現場第一線の白熊楓。敵のボスは手強い。弱者が負けて強者が勝つ、そんな世の中に鉄槌を下すストーリー展開が痛快だ。ドラマも観てみよう！

主人公は、公正取引委員会の審査官。相方は、スーパーキャリア官僚。他の脇役も個性豊かである。警察小説ほどの派手さは無く、そもそも公正取引委員会が何の利権もない弱小官庁である。でも、小さな事件を飽きずに読ませるのは、キャラ仕立ての勝利といえよう。

軽いノリで読みやすかった！公正取引委員会という、なかなか馴染みのない仕事がテーマで、しかも結構体をはる仕事なのだな、と驚いた。一見関係のない事件がどんどん繋がって、ラストにはスカっとしたが、若干つめこみすぎ&ものたりなさも感じた…。ヒーローの名前も「小勝負」で、読んでて少し違和感。もっとメジャーな名前だったら良かったな。続刊ありきで読んだが、なかったらショックだな。