ウォータースタンド(WATER STAND)を設置したいけど、申し込みする前に「水栓(水道)に取り付けられるのか?」気になりますよね。
水栓とウォータースタンドを水道直結するには、水道水を分岐させる部品の取付けが必要です。
分岐水栓(分岐させる部品)は、メーカー・型式・年式など様々な種類があるので、お使いの水栓にあう分岐水栓がない可能性もあります。
- 設置できないケースはほとんどない。
- 水栓にあった取付方法を選択できる。
- 水道の水圧が弱すぎると取付できない。
ウォータースタンドは、取付できないケースはほとんどありません。
ただ、お使いの水栓形状などにより、取り付け方法には多少違いが出てくる場合があります。
ですが、ご家庭の水栓にあわせて取り付けできますし、万が一設置できなくても費用はかかりません。
なので、安心してウォータースタンドのある生活を始めてみましょう!
ウォータースタンドを取り付けできないケース
ウォータースタンド(WATER STAND)を取り付けできないケースはほとんどありません。
水道の水圧が弱すぎると取付できない
ですが、水栓の水圧が弱いと、ウォータースタンドを取り付けできない可能性があります。
一般のご家庭にある水道は、水道法によって、最低でも0.15MPa(メガパスカル)という水圧になるよう規定で定められています。
ウォータースタンドを取り付けできない水圧は、約0.14MPa以下となっているので、基本的には問題ありません。
なので、普段水道を使っていて、お水の出が悪いと感じることがなければ、特に問題ないでしょう。
まれに、長年使用してる水道だと、配水管にカルキが溜ま理、水の流れが悪くなっていることがあります。
水道を設置した当初は、規定値どおりの水圧でも、老朽化によって水圧が弱くなることがあるんです。
なので、水圧が弱くなっている場合には、まず配水管のメンテナンスが必要になってきます。
水栓の形状が特殊でも取り付けできる
ウォータースタンドは、水栓と水道直結するために、分岐部品を取り付ける必要があります。
ウォータースタンド公式の動画を見ると、分岐部品を取り付ける感じがイメージしやすくなります。
蛇口にあう分岐部品があると、取り付けも3分くらいで終わるので、すぐに設置して使い始められます。
ただ、水栓の形状(メーカー・型式・年式)によって、取り付けできる分岐金具がない場合もあるんです。
ちなみに、うちの水栓は特殊な形状をしてるので、蛇口部分に分岐水栓を取り付けて水道直結ができませんでした。
うちは、水栓の蛇口部分ではなく、アンダーシンクに分岐金具を取り付けて設置しています。
また、うちのようなグースネックタイプの水栓でも、形状によって分岐水栓を取り付けできる場合もあります。
ウォータースタンドを水道直結で取り付ける方法
ウォータースタンド(WATER STAND)を水道直結で取り付ける方法を解説していきましょう。
水道直結による4つの取り付け方法
水道直結によって取り付けるには、以下の方法から選択できます。
- 水栓に分岐部品を取り付ける。
- 水栓の給水管に分岐部品を取り付ける。
- キッチンシンクに穴を開けて取り付ける。
- 水栓ごと新しいものに取り換える。
お使いの水栓によっては、選べない方法もあるので注意しましょう。
水栓にあう分岐部品(分岐金具)がなくても、ウォータースタンドを水道直結で設置ができます。
水道直結で取り付ける具体的なやり方
では、4つの水道直結方法を、それぞれ具体的に解説していきます。
水栓に分岐部品を取り付ける
ウォータースタンドの取り付け方として、最もシンプルなのが、水栓に分岐金具を取り付ける方法です。
お使いの水栓に適合する分岐金具があれば、水栓の工事は5分〜10分程度で終わります。
あとは、ウォータースタンドと水道直結させる施工を行うだけなので、トータル60分〜90分程度で終了します。
また、ウォータースタンドまでつながる給水ホースが邪魔にならないよう、モールで隠してくれます。
なので、ウォータースタンドを設置しても、キッチンシンクまわりの配線はスッキリです!
水栓にあう分岐部品があれば、あっという間にウォータースタンドのある生活を始められますね。
水栓の給水管に分岐部品を取り付ける
水栓形状にあう分岐部品がない場合、アンダーシンクの給水管に分岐水栓を取り付ける方法があります。
ただ、アンダーシンクの給水管に分岐部品を取り付けると、給水ホースをアンダーシンクから外側に出さなくてはいけません。
アンダーシンク扉には、両側に開くタイプや引き出しタイプなど様々な種類があります。
ですが、どのタイプだとしても、扉に給水ホースが挟まった状態になってしまいます。
ただ、普段キッチン周りを人に見られることはないと思うので、あまり気にしなくても大丈夫ですね!
扉の形状によっては、しっかり閉じるものもあるみたいなので、実際ににみてもらうのがおすすめです。
キッチンシンクに穴を開けて取り付ける
給水ホースをアンダーシンク扉から出したくない場合、シンクに穴を開けて給水ホースを通す方法もあります。
キッチンシンクに穴を開ける方法だと、水栓に分岐部品を取り付けた状態とほとんど変わらない状態になります。
その分、水道直結工事の時間が長くなりますが、扉が開いた状態にもならないので、キッチンシンクまわりがスッキリしますね!
ただ、ウォータースタンドを解約した時に、キッチンシンクの穴を元に戻してもらえません。
分岐部品を付けたままなら、違和感なくキッチンシンクに馴染むので、うちはこの方法で設置しました。
水栓ごと新しいものに取り換える
ウォータースタンド取り付け工事の時に、水栓ごと新しいものに交換してもらう方法があります。
通常、水栓の交換には約22,000円〜55,000円(税込)の料金が必要です。
ですが、ウォータースタンドで交換してもらうと、5,500円〜11,000円(税込)くらいでやってもらえます!
なので、水栓が古かったりポタポタ水漏れする場合は、水栓ごと交換してもらうのもありですね。
ウォータースタンドの取り付けで設置できる場所
ウォータースタンド(WATER STAND)を置く場所によって、配線する距離や方法が多少違ってきます。
ウォータースタンドの設置場所は、
- 調理台置き・通常配線。
- 収納台置き・通常配線。
- 収納台置き・床下配線。
- 調理台置き・アンダーシンク配線。
というように、色々と選択ができます。
調理台置き・通常配線
調理台の上にウォータースタンドを設置し、水栓に分岐部品を取り付けて給水ホースとつなげる方法です。
水栓とウォータースタンドが同じ高さにあるため、給水ホースの長さも短くて済みます。
また、給水ホースをモールでカバーすることで、キッチンまわりがスッキリします。
収納台置き・通常配線
キッチン台の背面(うしろ側)にウォータースタンドを設置し、水栓に分岐部品を取り付けて「給水ホース」とつなげる方法です。
水栓とウォータースタンドが違う場所なので、壁側の床をつたって給水ホースをはわせる必要があります。
給水ホースを外側の床にはわせても、モールでカバーしてくれるので、配線が邪魔にはなりません。
収納台置き・床上配線
キッチン台と距離が離れた台にウォータースタンドを設置し、水栓に分岐部品を取り付けて「給水ホース」とつなげる方法です。
水栓とウォータースタンドの給水ホースは、床をはわせてつなげます。
なので、給水ホースはモールでカバーされるので、足が引っかかったり、踏んでしまう心配もありません。
調理台置き・アンダーシンク配線
キッチン台にウォータースタンドを設置して、アンダーシンクに分岐部品を取り付ける方法です。
アンダーシンクから給水ホースを出して、床をはわせてウォータースタンドとつなげます。
水栓の形状により分岐部品がない場合に、アンダーシンクに分岐水栓を取り付けて給水ホースをつなげます。
なので、水栓の形状が特殊でも、アンダーシンクからウォータースタンドを取り付けできます。
ウォータースタンドの設置場所と水栓との距離
ウォータースタンド(WATER STAND)の設置は、使い方によって自由に設置場所を選択できます。
ただ、水栓とウォータースタンドの距離が「どのくらい離れても大丈夫なのか?」気になりますよね。
水栓とウォータースタンドの距離は、設置するウォータースタンドの機種によって違いがあります。
ナノシリーズと水栓との距離
ナノシリーズは、本体に貯水タンクがある機種なら、距離が10m以上離れていても設置できます。
タンクレスの機種だと、あまり距離が離れすぎると設置できない可能性があります。
プレミアムシリーズと水栓との距離
プレミアムシリーズは、高性能フィルター(ROフィルター)で水道水を浄水するタイプです。
なので、不純物が含まれる廃棄水(排水)が発生します。
通常、ウォータースタンドと水栓をつなぐホースは、水道水を運ぶための1本(シングルチューブ)だけです。
ですが、プレミアムシリーズだと、水道水を運ぶホースとウォータースタンドから排水を捨てるためのホースが必要になります。
排水を捨てるためには、キッチンシンクまでの距離が遠すぎると、うまく処理できない可能性があるからなんです。
なので、排水が発生するプレミアムシリーズは、水栓まで3〜5mじゃないと設置できません。
まとめ(ウォータースタンドは取付できないケースがほぼない)
ウォータースタンドの取り付けできないケースについて解説していきました。
- 設置できないことはほとんどない。
- 使っている水栓にあう取付方法を選択できる。
- 水道の水圧が弱いと取付できない場合がある。
水栓の形状や設置場所などによっては、自分の思った方法でウォータスタンドを設置できない場合があります。
うちのように、水栓にあう分岐水栓がない場合は、アンダーシンクから分岐して取り付けられます。
また、キッチンシンクに穴を開けたり、水栓ごと取り換える方法もあります。
なので、ウォータースタンドを取り付けできない、というケースはほとんどありません。
ご家庭の生活環境や使い方によって、専門スタッフが最適な方法を提案してくれます。
ウォータースタンドがあれば、重たいお水を買う必要もなく、自由に使えるようになります。
この機会にウォータースタンドを設置して、快適な生活を始めてみましょう!